海外プロジェクトで DWG 翻訳 や DXF 翻訳 が必要になる場面は多いものの、これまでは意外と面倒でした。クライアントから渡されるのは AutoCAD のネイティブファイル、こちらは注記や技術説明を素早く読み解きたいだけ。なのに多くの翻訳ツールは PDF しか受け付けません。結局「DWG を PDF に書き出す → PDF を翻訳 → CAD に手で書き戻す」という遠回りで半日潰れる——これが従来のやり方でした。
もう遠回りする必要はありません。Belin Doc の 工程図面翻訳ツール は、DWG / DXF ファイルをそのままアップロードできるようになりました(複数ファイルは ZIP で一括アップロード可)。アップロード時点で文字数を解析、AI 翻訳後はタイトルブロック、レイヤー、ブロック属性、引き出し線の位置がそのまま保持されます。
この記事では、DWG/DXF 翻訳が普通の文書翻訳より難しい理由、「PDF に書き出してから翻訳」との決定的な違い、そして Belin Doc での具体的な手順をまとめます。
DWG / DXF 翻訳が一般の文書翻訳より難しい理由
CAD ファイルは単なるテキストコンテナではなく、テキスト情報が目立たない場所に散らばっています:
- タイトルブロックのテキスト:図番、プロジェクト名、社名、版数、承認印などはブロック属性として格納されており、汎用ツールは完全に無視します。
- 寸法・引き出し線のテキスト:ジオメトリと紐付いているため、翻訳後もアンカー位置がずれないことが必須。位置がずれると図面として使えません。
- レイヤー名:多くの設計規格では、レイヤー名自体が専門用語(「耐力壁」「給水管」「中性線」など)で、国際納品時には翻訳または併記が必要です。
- 外部参照(Xref)と外部ブロック:1 セットの図面が複数の DWG / DXF を ZIP にまとめて提出されることが多く、一括処理が前提になります。
- 専門用語の密度:「はめあい公差」「断面図」から "CB" / "MCCB" などの電気記号略語まで、一語の誤訳が施工ミスにつながります。
DWG を PDF に書き出してから翻訳すると、これらの構造情報はすべて「画像として潰され」、タイトルブロックの再配置、寸法値のズレ、ブロック属性の消失はほぼ避けられません。
DWG/DXF 翻訳の主要 3 方式の比較
| 方式 | メリット | デメリット | 向いているケース |
|---|---|---|---|
| 手動トレース + 翻訳 | 用語・レイアウトを完全に制御できる | コストが極めて高く、1 枚数時間〜。納期が読めない | 最終成果物、押印必須の図面 |
| PDF 書き出し後に翻訳 | ツールが成熟、どの PDF 翻訳でも使える | タイトルブロック / 寸法のズレが発生、CAD ソースに書き戻せない | 「読む」だけの用途 |
| DWG/DXF ネイティブ翻訳(Belin Doc) | ブロック属性と寸法テキストを直接認識、レイヤーとレイアウトを保持、数秒〜数分で完了 | 極めて稀な略語は手動調整が必要な場合あり | 日常の図面レビュー、海外入札、施工引き継ぎ、サプライヤーとのやり取り |
日々の業務で多いのは「とにかく図面を早く読む」用途なので、総合効率では 3 番目の方式が圧倒的に優位です。
Belin Doc で DWG/DXF をネイティブ翻訳する手順
学習コストはゼロ、3 ステップで完結します。
Step 1: DWG / DXF をアップロード
/translate/blueprint-translator を開き、アップロード領域から .dwg / .dxf / .zip を選択します。
- 1 枚だけの場合:DWG / DXF をドラッグ&ドロップ
- 図面セット:複数の CAD ファイルを ZIP にまとめてアップロード。Belin Doc が各ファイルを個別に解析します

アップロード後、各ファイルについて 3 つの状態が表示されます:
- 解析中:図面内のテキストエンティティを抽出中
- N 文字を検出:翻訳対象の文字数が確定、課金根拠が明確に
- 解析失敗:稀なケース(暗号化ファイル、異常フォーマット等)。理由が表示されます
Step 2: 言語と翻訳モデルを選択
元言語は自動判定。ターゲット言語は英・中・韓・独・仏・露・アラビア・繁体中文など 9 言語以上から選択します。モデル欄では文書タイプに合わせて選べます——工程図面なら技術用語に強いモデルがおすすめ。
モデル選びで迷ったら、この 2 本が参考になります:
Step 3: 翻訳・ダウンロード
「翻訳開始」を押すと、プログレスバーが完了した時点で翻訳後の CAD ファイル、または原文対訳版をダウンロードできます。寸法値・凡例・技術注記はすべて元の位置に残り、タイトルブロックの項目はブロック属性経由で翻訳されます(画像として上書きされません)。

DWG ソースが入手できずスキャン PDF しかない場合も、OCR パイプラインで処理可能です。詳細は 工程図面翻訳ガイド:レイアウトを保つ を参照してください。
DWG/DXF 翻訳の品質を上げる 4 つのコツ
AI 翻訳のベースラインは十分高く、さらに伸ばすコツは次の 4 つ:
- アップロード前に
PURGEを実行:未使用のブロック・レイヤー・テキストスタイルを削除。解析対象が減り、速度も上がりクレジット消費も減ります。 - SHX フォントを TTF に置換:日本語・中国語図面で SHX 単線フォントを使っていると認識精度がやや落ちます。TTF(MS 明朝や仿宋など)にしてからエクスポートするのが無難。
- 略語表を最初のページに:プロジェクト固有の略語(例:「GX1」が特定規格の鉄筋を表す)は冒頭に対照表を置けば、モデルが文脈として参照します。
- 重要寸法は人が再チェック:数字自体は AI が安定して扱いますが、小数点や公差帯(±0.05 と ±0.5)は目視で最終確認する運用が安全です。
代表的なユースケース
- 建築施工図(DWG)の翻訳:英語の建築平面図 → 日本語の施工図面。通り芯番号、室名、材料表記を保持。
- 機械組立図(DXF)の翻訳:独語 / 英語 → 日本語、BOM 表と公差注記を同時翻訳。
- 電気回路図の翻訳:多言語の制御盤図面を相互翻訳、機器記号と機能説明が対応する部品の横に残ります。
- 入札図面一式(ZIP)の翻訳:ZIP をそのまま投入し、数分で全図面の訳稿を取得。
まとめと料金
多言語 CAD 図面を日常的に扱うエンジニア、プロジェクトマネージャー、BIM チームにとって、DWG/DXF のネイティブ翻訳は 1 日仕事を 20 分以内に圧縮し、訳文を CAD 本来の位置にきちんと残してくれる解決策です。
Belin Doc は文字数 / クレジット課金、導入ハードルは低く、組織単位でクレジットを共有できます。
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よくある質問(FAQ)
Q: Belin Doc は本当に DWG / DXF をそのまま翻訳できるのですか?
A: 可能です。工程図面翻訳ツール のページから .dwg / .dxf / .zip を直接アップロードできます。アップロード時に文字数を解析し、レイヤーとブロック属性を保持した状態で翻訳結果を出力します。
Q: 翻訳後の DWG / DXF は AutoCAD で編集できますか?
A: できます。出力は CAD 互換の図面ファイルで、テキスト置換はブロック属性や寸法オブジェクトのレベルで行われています。通常の図面と同様に編集・作図・印刷が可能です。
Q: 数十ファイルをまとめた ZIP を一度に翻訳できますか?
A: できます。ZIP をそのまま投入すれば、ファイル単位で解析・翻訳を進行。進捗と文字数はファイルごとに表示され、1 ファイルの失敗が他ファイルに影響することはありません。
Q: DWG ソースがなくスキャン PDF しか無い場合は?
A: そのままでも翻訳可能です。内蔵 OCR でテキストを認識し、元の位置に書き戻します。詳細は 工程図面翻訳ガイド:レイアウトを保つ を参照してください。
Q: 料金体系は?
A: 検出した文字数(または相当クレジット)に応じた従量課金です。従来の人手翻訳会社より大幅に低コスト。詳細は 料金ページ をご覧ください。


